婚活するなら「プロフィール婚」に要注意?離婚を繰り返してしまう人の考え方になっていませんか?

スポンサーリンク

日本人の離婚率は高まり、再婚も増えていく傾向にあります。

しかし、再婚者の離婚率が50%以上になる一方で、バツ2以上になる人は70%の離婚率を記録しています。
これには共通の原因があり、その中でも「プロフィール婚」と呼ばれる結婚スタイルに注意が必要です。

プロフィール婚って何?

結婚式

プロフィール婚、その言葉が示す通り、結婚相手を選ぶ際にその人のプロフィールに極端な重点を置く傾向を指します。これは、結婚相手の年齢、身長、学歴、年収などの条件を最重要視し、その条件に合致する相手との結婚を追求するスタイルです。

このスタイルの婚活は、近年特に急速に広まっています。その背景には、情報化社会の発展により、様々な結婚情報が簡単に入手可能になったことや、SNSや結婚相談所などの婚活サービスの普及が挙げられます。これらの情報の氾濫により、多くの人々が自分の理想像に合ったパートナーを見つけようとする傾向が高まり、その結果、プロフィール婚が増加しています。

プロフィール婚の背景には、一見すると合理的であり、安定した結婚生活を望む人々の意向が反映されています。しかし、その裏にはいくつかの問題が潜んでいます。

プロフィール婚の問題点

プロフィール婚が持つ最大の問題点は、結婚後に理想と現実のギャップが生じることです。多くの場合、プロフィール上で整った条件に合致する相手を見つけ、結婚することは理想的なスタートのように思えます。しかし、結婚後には実際の生活や相手の本質との間に、思いがけないほどのギャップが生じることがあります。

まず、結婚前には相手のプロフィールが完璧に見えたとしても、実際に一緒に生活を始めると、相手の性格や生活習慣、コミュニケーションスタイルなど、多くの要素が明らかになります。その際に、プロフィール上のイメージと実際の相手との間に乖離が生じることがあります。

例えば、プロフィールでは高収入でキャリアがあり、外見も整った相手との結婚が理想的に思えたかもしれませんが、実際には価値観や生活スタイルの違いが問題となり、結婚生活に支障をきたすことがあります。

また、プロフィール婚では相手を理想化する傾向があります。結婚相手を見つけるために条件を満たすかどうかを重視するあまり、相手の良い部分ばかりを見てしまいがちです。しかし、結婚生活では良い面だけでなく、相手の欠点や弱点も受け入れなければなりません。この過度な理想化が、結婚後に相手に対する不満や違和感を増大させ、最終的には離婚に至ることがあります。

さらに、プロフィール婚ではプラス方式ではなく減点法で相手を評価してしまう傾向があります。つまり、結婚前のプロフィールに基づいて相手を満足度を判断し、結婚後にはその評価が下がることがあります。結婚後には新たな情報や経験が加わり、相手の理想化されたイメージが崩れることで、不満や違和感が生じ、離婚に至ることもあります。

相手の外見やスペックにのみ焦点を当てるため、内面的な要素や相性を見落とす可能性があります。相手の年収や学歴が理想的であっても、実際に一緒に生活を送る上で価値観や生活習慣の違いが問題となることがあります。また、プロフィールだけでは相手の本当の姿を見極めることが難しいため、結婚後に不満や違和感が募り、最終的には離婚に至るケースも少なくありません。

つまり、プロフィール婚で相手を減点法で評価してしまうことへの弊害を要約すると、結婚前は条件が満点であったはずの相手に対して、結婚後はプラスの評価ではなくマイナスの評価をしてしまい、結果として、相手を理想化していた期待とのギャップによって失望し、不満が募り、最終的には離婚へと至る場合が多いのです。


プロフィールを最優先して婚活を行った結果、結婚前の交際期間においても条件が満点だったはずの相手に対して、プラス方式ではなく減点法でしか見られなくなってしまい、結婚がいつになってもできない方は意外に多いです。

日本の離婚事情と再婚のトレンド

恋人の手と手

日本の離婚事情は、近年大きな変化を遂げています。離婚率が35%という数字は、現代社会における結婚の複雑さと多様性を反映しています。昔と比べると、離婚に対するネガティブなイメージが薄れ、離婚を選択する人々が増えています。これは、個々の幸福追求や人生設計の多様化が進んだ結果と言えるでしょう。

特に目立つのは再婚のトレンドです。厚生労働省のデータによれば、平成27年には約64万組の夫婦が結婚しました。そのうち約46万組が初婚であり、残りの17万組は再婚または双方で再婚でした。この数字からも再婚の割合が増加していることが分かります。

再婚が増加している要因の一つは、結婚と離婚がより社会的に許容されるようになったことです。以前は離婚には大きな社会的な非難が伴いましたが、今では離婚を選択すること自体がより一般的に受け入れられるようになりました。また、結婚の目的や価値観が変化し、再婚を選択する人々が増えています。

しかし、再婚には独特の問題も存在します。ある結婚相談所のアンケートによれば、再婚したカップルの離婚率は50%に上ります。さらに、バツ2以上の人々では驚くべき70%の離婚率が報告されています。これは、再婚する際には過去の経験や子供の存在、財産分与など、初婚とは異なる様々な要素が絡んでくるためです。

再婚において重要なのは、過去の経験を活かし、前向きな視点で新たな関係を築くことです。過去の失敗や苦い経験から学び、次の関係に生かすことが重要です。また、再婚においてはパートナーシップを築くためのコミュニケーションや相互理解が特に重要です。過去の経験から得られた知識や成熟した考え方をもとに、より良い未来を築くための努力が求められます。

再婚の増加は、結婚と離婚に対する社会的な見解の変化を反映しています。このトレンドは今後も続くと予想されますが、その背後にある問題や課題にも目を向け、再婚者がより幸せな関係を築くためのサポートや情報提供が求められるでしょう。

離婚の特徴とパターン

離婚はもはやタブーではなく、身近な問題となっています。
私の知り合いにも離婚経験者が何人かいます。
中にはバツ2やバツ3の人もいますが、これらの人たちには共通の特徴が見られるようです。
婚活の段階で、既に彼らは特定の思考パターンに陥っていることが多いようです。

パターン1「デキ婚」

若いうちに結婚し、特に妊娠や出産をきっかけに結婚するケースを指します。このタイプの離婚率は比較的高く、20代前半の夫婦では40%以上にも上り、10代同士の場合はさらに高い60%以上にもなると言われています。若い段階での結婚は、しばしば未熟な決断に基づくことがあり、その後の生活や夫婦・親子関係に不安定さが生じることが原因で離婚に至ることがあります。
また若い頃に無理に結婚して、遊びたい気持ちを抱えたまま結婚生活をスタートさせることが、離婚の一因とされています。

パターン2「依存体質」

「依存体質」の人々は、金銭や異性関係にルーズな傾向があります。

彼らは相手に依存し、自己成長をせず、相手から捨てられたらすぐに次の依存先を求める傾向があります。このパターンの離婚率も高く、依存関係が崩れることで自立できない不安や孤独感が生じ、離婚を選択することがあります。

依存体質の人々は、自己価値や幸福感を他者の存在に頼っている傾向があり、そのために結婚生活での問題や対立が解決できず、離婚に至ることがあります。

パターン3「キャリア夫婦」

一方で、お互いにキャリアを持つ夫婦も離婚率が高いことが報告されています。

彼らは独立しており、相手に依存しない能力を持っています。しかし、このような夫婦も離婚率が高いことが報告されています。

その理由の一つは、お互いのキャリアや個人的な目標が、結婚生活の時間やエネルギーを奪い合うことがあるからです。

また、キャリア夫婦は独立心が強い傾向があり、相手とのコミュニケーションや共感が不足し、結婚生活が孤立化してしまうことがあります。このような状況では、結婚を続けることが難しくなり、離婚の決断に至ることがあります。

結婚に大切なのはプロフィール上のスペックだけではない

結婚において、プロフィール上のスペックだけでなく、相手の性格や相性、そして雰囲気を重視することが重要です。プロフィール婚とは、相手の条件や外見にこだわり、理想的なパートナーを見つけようとする傾向を指します。しかし、このアプローチは幸せな結婚生活を築く上で十分ではありません。

プロフィール上のスペックが理想的であっても、相手との相性や価値観の一致がなければ、長続きする関係を築くことは難しいでしょう。結婚は一生に一度の大きな決断であり、相手との相性や価値観の一致がなければ、将来の幸せを損なうことになりかねません。

例えば、プロフィール上のスペックが優れていても、性格やコミュニケーションスタイルが合わない場合、結婚生活は不安定になる可能性があります。また、価値観の違いや生活習慣の不一致も、結婚生活における重要な要素です。これらの要素が欠如していると、夫婦関係に摩擦が生じ、ストレスや不満が蓄積される可能性が高まります。

さらに、結婚相手の雰囲気や人柄も重要です。相手との出会いやコミュニケーションの中で感じる「気配り」「思いやり」「温かさ」などの要素は、結婚生活において大きな役割を果たします。良い雰囲気や人柄を持つ相手との結婚生活は、お互いに支え合い、共に成長し、幸せな時間を共有することができるでしょう。

結婚相手を選ぶ際には、外見やスペックだけでなく、相手との関係性や絆を重視することが大切です。長期的なパートナーシップを築く上で、お互いの信頼や理解、そして愛情が重要です。これらの要素が揃って初めて、結婚生活は充実したものとなり、互いに支え合いながら幸せな未来を築くことができるでしょう。

結婚においては、相手の内面や人間性を見抜く力が重要です。プロフィール上の情報は参考になりますが、それだけで判断を下すことはリスクが伴います。真のパートナーシップを築くためには、相手との対話や経験を通じて、お互いの価値観や人格を理解し、尊重することが不可欠です。

まとめ

結婚相手のプロフィールだけにこだわることなく、婚活で結婚相手を選ぶときには、その人の内面的な要素も大切にしましょう。
理想と現実のギャップを減らして、妥協点を見つけることが、長続きする結婚生活を作る鍵です。

相手をプロフィールだけで判断せず、結婚相手の全体を見ることで、より幸せな結婚生活を作ることができるでしょう。

コメント欄

スポンサーリンク