近年、婚活において親が介入したり主導した婚活である「代理婚活」が増えてきています。
以前の婚活とは異なり、親が子供の結婚相手を選んで、紹介するアプローチが一般的になりつつあります。
この記事では、親主導の婚活がなぜ増えつつあるのか、そしてその影響や、賛成や反対について詳しく見ていきましょう。
代理婚活とは?

代理婚活という言葉をご存じですか?
子供の代わりに親が結婚相手を探して、仲介する婚活方法の一つで、近年この方法で婚活する人が増えているんだそうです。
一般的な婚活では、独身者自身が恋愛相手や結婚相手を見つけるために積極的に活動しますが、代理婚活では親がその流れをリードします。
つまり、完全に親主導で介入が最初からある婚活方法であると言えます。
代理婚活が出てきた理由とは?
昔と今とでは結婚に対する考え方が大きく変わりました。
以前はある程度の年齢になると結婚するのが当たり前でしたが、現代社会では事情が異なります。
生涯独身を選ぶ人も増えた一方で結婚することに消極的な人も増えています。
恋愛に興味を持たない人や結婚願望が低い人も一部いて、その理由から親が代わりに積極的に相手を探すことが増えているのです。
以下に、代理婚活のメリット・デメリットを紹介します。
代理婚活のメリット
- 親が結婚相手に納得しているのでスムーズに進む
代理婚活では、親が結婚の相手を選んで紹介してくれます。
親が納得しているため、スムーズに婚活が進んで、結婚相手の候補者とのコミュニケーションもスムーズになることがあります。 - 第三者が結婚相手を選ぶので相性が良いことがある
親や仲人が、自分の経験や知識を基に結婚相手の候補を選ぶことで、相性の良いパートナーと出会う可能性が高まります。
感情に振り回されず、客観的な視点から結婚相手を選択できることがメリットとなります。
代理婚活のデメリット
- 親が主導で婚活するので気分が乗らないことがある
自分の意志ではなく、親の意向にで婚活を進める場合、結婚自体に気分が乗らないことがあります。
このため、本人の結婚への気持ちとのバランスを取ることが必要です。 - 全くタイプではない異性を紹介されることもある
親や仲人が選ぶ結婚相手が、自分の理想やタイプと合わない場合があります。
この場合に、相手とのコミュニケーションや関係が難しくなる可能性があります。
代理婚活にはメリットとデメリットがあって、個人の状況や価値観によって評価が異なります。
親の支援がある場合でも、最終的な結婚への決断は本人がしないといけません。
自分で結婚を決断してこそ、親のお仕着せではない、本当に幸せになるための結婚といえます。
子供の婚活を率先する親側の理由って?

子供の婚活を率先する親側の理由はたくさんありますが、以下は一般的な理由の一部です。
- 子供の幸せを願っているから
親は子供の幸せを考えているので、子供に幸せな結婚生活を送ってほしいと思っています。 - 子供の結婚を期待しているから
親は子供が結婚して子供だけの家庭を持ってほしいという期待をしています。
また家族代々、結婚しているからという理由の場合もあり、親がそれを受け継いでほしいと考えていることもあります。 - 家族が続いていくことを望んでいるから
親は孫が生まれることで、家族の繁栄を考えたいと思っています。 - 子供の自立を応援したいから
親は子供が独立して自分で生活することを応援しています。
結婚はその一歩とみなされています。
親が代理婚活を支援することで、子供の自立をサポートする意図も含まれることがあります。 - 親に社会的・文化的なプレッシャーがあるから
一部の社会や文化では、特定の年齢になったら結婚することが当たり前とされています。
子供が結婚していないと、親はそのような社会的なプレッシャーにさらされることがあります。
このようなプレッシャーから親が代理婚活をすることもあります。 - 孫を楽しみにしているから
親は孫の誕生を楽しみにしています。
孫は家族の未来を象徴する存在です。
孫を見ることは、親にとって幸せな瞬間です。
親主導の婚活はやはり賛否両論ある
親主導の婚活は賛否両論あります。
ここでは賛成派の意見と反対派の意見の一部を見てみましょう。
賛成派の意見
- 子供の幸せを願う親の行動だから賛成
親が子供の幸せを第一に考えて、そのために積極的に婚活をサポートすることは良いことだと思っているからです。 - 幸せな結婚の可能性があるから賛成
賛成派は、親の介入があることで結婚が成功して、幸せな結婚に繋がるケースもあると信じているからです。
反対派の意見
- 子どもが自分で決断することが大切だと考えているかから反対
大事なことは自分で決めることが大切だと思っていて、親が無理に結婚相手を選ぶことに疑問を持っているからです。 - 子どものプレッシャーやストレスが負担になるから反対
自分の意志で結婚相手を選べないと、婚活をしている人たちは、親の期待やプレッシャーを感じることがあります。
これがストレスの原因になり、幸せな結婚に向かう道を妨げることもあると思われています。
やはり、親が婚活を主導することについては賛成と反対の意見があって、人それぞれ状況や考え方が違います。
人の幸せは誰かが測れるというわけではないということがわかります。
親子の気持ちが合わないことが代理婚活の課題
代理婚活では、親が婚活に熱心になりすぎると、子ども本人にとっては気持ち的についていけないことがあります。
また親と子供の結婚に対しての考えが違う場合、子供が代理婚活でストレスや不安を感じることになります。
この問題を解決するためには、子供と親とのコミュニケーションを取ってあわせていくことが大切です。
親が口を出しても、最終的な決断は婚活している子供である自分自身がします。
親のアドバイスも大切な情報源ですが、子どもと相手の愛情や感情が結婚には絶対に必要だということを親は考えましょう。
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