婚活を考える中で、過去に離婚歴のある方が再婚を希望するケースがありますが、その時に難しいと感じたり、不安や疑問が生まれることもあるでしょう。
しかし、結婚相談所での再婚者の成功率は高いことが統計から示されています。
結婚相談所で再婚者は成婚しやすい
厚生労働省が示す「婚姻に関する統計」によれば、離婚した後、5年以内に再婚する確率は意外にも高いです。
たとえば、20代後半の男性では再婚率が39.1％、女性では34.7％となっており、30代前半でも男性で36.3%、女性で29.2％が再婚しています。
さらに、結婚相談所を利用した再婚者の成婚率が初婚者よりも高いことが分かっています。
成婚率を平均100％とした場合、初婚男性は98.0％に対し、再婚男性は117.1%となっており、女性も初婚の場合が99.4％に対し、再婚の場合が107.4%です。
つまり、再婚者の方が成婚しやすいのです。
再婚しにくくなる3つの理由
ところで、そもそもなぜ再婚者には成婚が難しいイメージがあるのか見直してみましょう。
確かに、初婚者と比べて再婚者にはいくつかのハードルがありますが、そのハードルを乗り越えることができる可能性も高いのです。
以下に再婚者が成婚しにくくなる理由と、改善方法を紹介します。
1. 初婚を希望条件に入れているため
結婚相談所では希望条件を登録し、その条件に基づいて相手を探します。
初婚の相手を希望する人が多いため、再婚者はマッチングの際に選択肢が制限されることがあります。
しかし、再婚を希望する人も存在するため、必ずしもマッチングの確率が低いわけではありません。
2. 離婚した理由を勘ぐられるため
離婚経験者に対しては、なぜ前のパートナーと離婚したのかという疑問が生まれることがあります。
離婚理由は色々で、円満な別れからトラブルまでさまざまですが、素直に理由を説明すれば理解されることがほとんどです。
自分に反省点がある場合には、具体的な改善方法を話すことで相手に受け入れられることもあります。
3. 子どもと相性の良い人を探す必要があるため
再婚者の中には、前の結婚から子どもを引き取った人もいます。
この場合、お子さんとの相性も考えなければなりません。
そのため、要求や条件が増えることがありますが、譲れない条件を絞り込むことで、再婚相手を見つけやすくなります。
自分の優先順位をしっかりと見直して、柔軟に考えることが大切です。
結婚相談所での再婚者の成功には、自身の誠実さと柔軟性が大きな要因となります。
過去の離婚経験を活かし、前向きに婚活に取り組むことで、再婚することも可能です。
再婚しやすい人の3つの特徴
結婚相談所で再婚を目指す人は、初婚の方よりも再婚しやすいという結果が出ています。
しかし、結婚歴があるからといって必ずしも再婚しやすくなるわけではありません。
以下では、再婚しやすい人の特徴を紹介します。
1.積極的に婚活している
再婚を目指す人に限ったことではありませんが、積極的に婚活している方は成婚しやすくなります。
申し込みを自分かに積極的に行ったり、相手からの申し込みを受け入れて「まずは相手に会ってみる」という姿勢を持つことです。
積極的に婚活することで、出会いの機会が増えていって結婚しやすくなります。
2.ポジティブな考えで立ち直りが早い
ポジティブに考えられる人は、婚活でうまくいかないことがあっても「次はどうしたらいいのか？」と前向きな思考に切り替えられます。
悩んでいる時間を次の活動に充てることで、異性との出会いの機会が増え、成婚しやすくなります。
また、ポジティブな考え方を持った人は、他の人からすると魅力的に映りやすく、多くの人に好感を持たれやすいです。
プロフィール文や会話においても、ポジティブな言葉選びを心がけましょう。
3. 人のアドバイスを素直に聞ける
離婚歴がある人は当然、結婚生活を解消した経験があります。
自分に非がない場合であっても、相性の悪い相手を選んでしまったことがあるかもしれません。
結婚相談所のカウンセラーは婚活のプロであり、客観的なアドバイスをしてくれます。
カウンセラーのアドバイスを素直に受け入れて、前回の失敗から学んで、自分が悪かった所を直すことで、相性の良い相手に出会う可能性が高まります。
4. 相手の良いところを見つけるのがうまい
相手の条件にこだわりすぎない方が再婚しやすくなります。
条件に合うかどうかだけを重視すると、相手の欠点ばかりが目について、結婚したいと思える人が見つかりにくくなります。
相手の良いところを見つけることができる人は、選択肢が広がるので、自分に合った相手を見つけやすくなります。
完璧な人はいないと考えて、相手の良いところを見つける努力をしましょう。
再婚をしにくい人の3つの特徴
上記とは逆に再婚に向けて婚活を進める中で、再婚が難しい状況になる場合があります。
以下に、再婚しにくい人の特徴をいくつか述べてみましょう。
1. 過去の離婚を気にしすぎている
過去に経験した離婚がトラウマとなり、再び結婚することに対して強い不安や恐れを抱く人がいます。
この不安があまりにも強い場合は、自分で制約をかけてしまって、新たな出会いを作るチャンスを逃してしまうことがあります。
過去の離婚経験を振り返るのは大切ですが、それを乗り越えて、必ず再婚できるんだという考えを持つことが再婚への第一歩です。
2. 行き過ぎた条件を求める
再婚を考えるときに、離婚という同じ失敗をすることを恐れるあまり、一部の人は行き過ぎた条件をつける傾向があります。
とても高いハードルになってしまうことで、自分にふさわしいパートナーとの出会いが制限されてしまうことがあります。
ときには条件を見直して、色々な相手との出会いを受け入れることが再婚成功の鍵です。
3. 過去の経験にこだわりすぎて、再婚活に前向きじゃない
再婚には新たな出発をするという強い気持ち、「婚活を頑張るぞ」という前向きな姿勢が大切です。
ですが、過去の離婚経験にこだわってしまって、婚活に前向きな意欲が低いと前に進むことが難しくなります。
再婚にはあなたの成長と前向きな心構えが絶対に必要です。
まとめ
再婚を希望する人には多くのチャンスがありますが、過去の経験に囚われることや、行き過ぎた条件を設定することで再婚が難しくなることもあります。
再婚を成功させるには、あなた自身の前向きな姿勢、過去からの学び、そして柔軟性を持つことです。
確かに過去を振り返えることも必要ですが、過去の結婚歴と離婚経験を生かして、新しい相手との幸せを探そうとする姿勢が再婚への近道です。
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