日本の離婚率と再婚率
日本の離婚率はおおよそ35%前後とされ、2019年の厚生労働省の調査によれば、離婚件数が約20万9,000件、婚姻件数が約59万9,000件でした。
つまり、日本の夫婦の約3組に1組が離婚していることが分かります。
2020年の厚生労働省の人口動態調査では、子供の有無にかかわらず結婚するカップルのうち、再婚カップルの割合は約4分の1(約26〜27%)となっています。
この再婚率の安定した推移は、バツイチの人たちが新たなパートナーを探しているということであり、再婚が広く受け入れられていることが分かります。
再婚相手を見つけるには?
離婚してバツイチになることは、誰にとっても大きな人生の転機です。
しかし、再婚の可能性は決して閉ざされたものではありません。
再婚相手を見つけるためのポイントを、まだ離婚した方無い人にも理解しやすいように解説してみます。
1.結婚~離婚したという経験を受け入れること
離婚してしまった経験は確かに大きな出来事で、感情的な荷物も抱えることがありますね。
でも、この経験を受け入れることは、再婚への一歩を踏み出す上でとても大切なことなんです。
離婚は過去の一部であり、その事実を受け入れることで、自分を否定することなく前向きな気持ちを持つことができます。過去の選択や出来事は、あなたの全てではなく、成長の一環。離婚から学び、成熟することで、より良い未来に向かって進む力に変えていくことができるんです。
過去の失敗や辛い経験を引きずってしまうと、それが新しい出会いや関係に影響を与えるかもしれません。でも、離婚を過去の一コマとして受け入れ、未来に向けて前向きな気持ちを持つことで、再婚への障壁を取り払うことができます。
そして何よりも、他人の評価や社会の期待にとらわれず、自分を受け入れることも大切。
離婚はあなたの人生の一部であり、その経験があなたを形作っているんです。他人の意見や偏見に振り回されず、自分に正直でいることが、再婚への自信と前向きなエネルギーを醸成します。
再婚というこれからのステップに向けて、自分を否定せずに、むしろ過去の経験を肯定的に受け入れ、未来に向けての準備を整えていきましょう。希望を抱き、ポジティブな未来を信じることで、再婚に向けた心構えが整いますよ。
2.自分の欲求や価値観と向き合うこと
結婚から離婚までの経験を通して、自分自身の欲求や価値観を見つめ直すことは、再婚への鍵を握る大切なステップです。
過去の経験を振り返り、「何故結婚したのか?」や「どうして離婚したのか?」といった問いに向き合い、自分の内面に深く問いかけることで、再婚相手に対するクリアなイメージを描くことができます。
まず、結婚に至った動機や理由を冷静に振り返りましょう。結婚は愛情や共感だけでなく、様々な期待や社会のプレッシャーも影響します。過去の結婚がどのような要因で成立したのかを理解することで、同じ過ちを繰り返すことなく、より良い再婚を築くための基盤を築けます。
同時に、離婚に至った原因や課題にも焦点を当てましょう。どのような問題が発生し、それが離婚につながったのかを理解することで、再婚相手に対する警戒心や期待値を具体的に把握できます。これは将来の関係で同じ問題が再発しないようにするための重要なプロセスです。
柔軟性も大切ですが、その一方で自分の欲求や価値観をはっきりと把握することも重要です。再婚相手に求めるものや理想の相性をクリアにイメージすることで、将来のパートナーシップにおいて妥協点や重要なポイントが見えてきます。これにより、相手に対して適切な期待を持ち、お互いにとって満足のいく関係を築く基盤ができます。
また、バツイチであるという現実を受け入れながら、新たな関係において妥協や柔軟性を持つことも大切です。過去の経験がもたらす学びを生かしながら、未来の幸せな結婚生活を迎えるために、自分自身と向き合い、クリアなビジョンを描くことが鍵となります。
3.新しい出会いを探すためにポジティブな環境を作る
新しい出会いを求めてポジティブな環境を構築することは、再婚の可能性を広げる鍵となります。
ポジティブな場所や活動に身を置くことで、自然な形で素敵な出会いが増え、新しいパートナーとの繋がりを築くチャンスが広がります。
友達や趣味の活動、婚活アプリなど、様々な手段を使って新しい人との交流の場を広げましょう。友達とのつながりや趣味のコミュニティは、リラックスした雰囲気で人との交流が生まれやすい場所です。また、結婚相談所に登録することも忙しい現代社会において、効果的な出会いの手段となっています。これらを駆使して、自分に合った方法で新たな人との出会いを楽しんでください。
特に婚活イベントやパーティに参加することは、真剣に再婚を考えている人々と直接出会う良い機会となります。共通の目標を持つ人たちとの交流は、お互いに理解しやすく、将来の関係に繋がりやすいです。こうしたイベントでは、自分の希望や要望をオープンに話すことで、相手とのマッチングがスムーズに進むことがあります。
新しい関係が深まる過程で、過去の経験やバツイチであることを伝えるタイミングは重要です。オープンで誠実なコミュニケーションを通じて、お互いの過去や価値観を理解し合い、信頼関係を築いていくことが大切です。相手に対して自分を素直に表現することで、より深い絆を築き上げ、お互いが本当に求める関係に発展していくことでしょう。
婚活サービスは実に多種多様です。自分に合ったものを見極める時間も必要ですので、この過程で焦らず、自分と向き合いながら、新たな関係を育んでいくことが大切です。お互いのペースを尊重し、お互いにとって心地よい関係を築くことで、再婚に向けてのステップを着実に進めることができます。
まとめ
離婚してバツイチであることは、決して再婚への道を閉ざすものではありません。
離婚してバツイチになったという事実を受け入れて、自分の成長とコミュニケーション能力を高めて、再婚相手に求めるものや相性のイメージを持つことで、素敵な再婚相手との出会いを見つける可能性が広がります。
再婚相手を見つけるプロセスは焦らずに進むことが大切です。
決して急がずに、新たな相手との相性や将来のビジョンをじっくり考えながら再婚への道へと進んでいきましょう。
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