子どもを望まない人の割合はどれくらい?
子どもを欲しくないと答える人は意外に多く、男性では25.6%、女性でも24.0%が「子どもは欲しくない」と答えています。
この割合は男性がやや高いですが、女性も多く見られます。
では、子どもを持つことを望まない女性が結婚に向け婚活することは可能なのでしょうか?
子どもを望まない女性の婚活は厳しい
先に結論を言いますが、「子どもはいらないけれど、結婚はしたい」女性が婚活を成功することは、かなり難しいでしょう。
なぜなら男性のほとんどが結婚後、子どもを希望しているからです。
さらに、結婚の多様化が進む現代では、子どものいない関係であれば、男性からすると入籍にこだわる必要がないだろうと考えるからです。
子どもはいらないと思う理由
結婚はしたいけれど、子どもは欲しくない女性。
主な理由は「子どもを好きになれない」「経済的に無理」「仕事や趣味の自由な時間が欲しい」「子育てに自信がない」このような理由で子どもを望みません。
子どもは欲しくないと考える理由は他にもあります。
なぜ子どもは欲しくないと考えるのか、主な3つの理由を見ていきましょう。
仕事にやりがいを感じている
男性も女性も、キャリアを重ねてある程度の役職についている人は、そのキャリアを失いたくないと考えるでしょう。
産休や育休を利用して復帰しても、今のポジションが残っているのかはわかりません。
また、子育てしながら仕事を続ける場合は、保育園などが見つからないなど社会復帰が難しくなることも想定されます。
「これからも今のポジションで仕事を頑張りたい!」と考えたとき、子どもは欲しくないという結論に至りやすくなります。
経済的な余裕がない
文部科学省が発表した平成30年度子どもの学習費調査の結果によると、子どもを1人育てるために必要なお金は、幼稚園から高校までの学習費用だけで1,800万円以上かかる場合もあります。
現在の収入老後の資金などを含めたライフプランを考えると、子どもを育てるお金はないと判断する人もいるでしょう。
親からの援助も期待できない場合は、子どもを諦める形で欲しくないと考えます。
愛情を持って子どもを育てる自信がない
子どもが苦手だったり好きになれなかったりすると、自分の子どもを愛せる自信がなくなります。
親になるというイメージができない人もいるでしょう。
また、育児に自信が持てないなどといった理由から、子どもは欲しくないと考える人もいます。
子どもを望まない結婚は覚悟がつきまとう
子どもを望まない結婚で運よく相手が見つかったとしてもその後の結婚生活につきまとう問題が3つあります。
子どもが欲しくなるかもしれないから
たとえ結婚した時はお互い「子どもはいらない」と決めたとしても、周りの環境や、甥や姪と触れ合っているうちに「子どものいる生活もいいな」と相手の考えが変わることもあります。
その時に女性が子どもを望まなかった場合、離婚という選択も覚悟する必要があります。
老後に一人になるという覚悟がいる
子どもがいると、何かあったときにサポートしてもらえる安心感があるでしょう。
しかし、子どもがいないと老後は孤独になってしまうかもしれないと、不安になる可能性もあります。
身内がいるという心強さは代えがたいものがあります。
老後一人になったとしても自分のことは自分で、という覚悟が必要です。
親に理解してもらうのが難しいことがある
「結婚をしているのに子どもを作らない」という考えは、両親の理解を得られない可能性もあります。
仮に孫の誕生を楽しみにしていた場合などは、そのことを受け入れるまで時間がかかるため、何年もしつこく言われ続けたりして、家族間の関係性が悪くなることもあります。
子どもを欲しくない人の婚活ポイント
子どもを欲しくない人は、一般的な婚活をしていると希望と違った結果になってしまうかもしれません。
2つのポイントを押さえて婚活を進めましょう。
子どもは欲しくないという気持ちを伝える
婚活で出会った人には、交際が始まる前や最初の段階で子どもは欲しくないとはっきり伝えましょう。
あなたが気になる人が子どもを望んでいる場合もあるからです。
最初に伝えておくことで、同じく子どもを望まない人とスムーズに出会えます。
子ども以外の条件を高くしすぎない
子どもが欲しいという理由で婚活している人が多いため、結婚の条件を高くしすぎると結婚相手が見つかりにくいかもしれません。
子ども以外の結婚条件は、優先順位を決めておきましょう。
子どもは欲しくない二人が結婚してからの注意点
子どもは欲しくないと考えている人と出会えて結婚したとしても、注意しなければならないことがいくつかあります。
相手の意思が変わる可能性がある
結婚後、相手の意思が変わる可能性はゼロではありません。
友だちや親戚の子どもと触れ合ったときに、自分の子どもが欲しくなるというケースもあるでしょう。
意思が変わった場合は、夫婦でしっかりと話し合いをする必要があることを忘れないでください。
今後子どもを欲しいと思っても妊娠できる時期は過ぎているかもしれない
結婚後、意思が変わって子どもを欲しくなった場合、年齢によっては授かりにくいこともあります。
医学の進歩などで妊娠できるチャンスは増えているものの、それでも妊娠できるタイムリミットはあると考えておきましょう。
周囲の理解を得られずイヤな思いをすることもある
お互いの両親や親戚から、子どもはまだなのかと言われることもあるでしょう。
また、子どもを作る意思がないと知ったときに、周りに理解されず反対されるかもしれません。
しっかりと説明して、子どもを作る意思がないということを理解をしてもらう努力が必要です。
両親に孫を見せてあげられない
両親が孫の誕生を楽しみにしている場合、その願いは叶えてあげられません。
両親もそのことを受け入れるまで時間がかかるでしょう。
老後の介護などは自分たちで準備する必要がある
老後の介護に必要な資金やプランなどは、あらかじめ自分たちで準備する必要があります。
自分たちにいつ何が起きるか分からないため、若いうちからしっかりと老後に備えておきましょう。
「子どもを望まない」婚活をするなら結婚相談所がベター
結婚をして人生のパートナーは欲しいけれど、子どもは欲しくないという考えは、令和の時代となってはめずらしいものではありません。
相手と子どもに対する考え方をもう一度確認して、子どものいない結婚生活を送れるかを見極めてみましょう。
とはいえ、子どもを望んで婚活をしている人もいるため、なかなか結婚相手が見つからない可能性もあります。
そんなときは、結婚相談所に相談してみてください。
同じように子どもを望まない人と出会える可能性は、結婚相談所ならほかの婚活方法よりも高くなります。
子どもを望まない婚活は、まだまだ風当たりが強く厳しいと言えるでしょう。
結婚相談所に入会して「子どもを望まない」という希望をしっかり仲人に伝え結婚相手探しをすることが、成婚への近道と言えます。
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