婚活や恋愛において心理学のテクニックを駆使することは、相手とのコミュニケーションを取るときにに役に立つかもしません。
以下では、できるだけわかりやすく各心理学の内容について詳しく説明します。
1.ピグマリオン効果
ピグマリオン効果は、他人に対する期待や信念が、その人の行動やパフォーマンスに影響を与える心理現象です。
あなたがデートや婚活で新しい人と出会うとします。
当然最初はお互いのことをよく知らない状態ですが、あなたがその人に対してポジティブな期待を持つと、その人はそれに応える可能性が高くなります。
例えば、デートの前に友達からその人のことを「あの人は可愛くて気配りが出来て素敵な人だよ!」と聞いたとしましょう。
それによって、あなたはその人に対して良い印象を持つので、会話も楽しく、相手にとっても良い印象を抱くことができるでしょう。
この場合、あなたのポジティブな期待が、実際のデートの結果に影響を与えたと言えます。
逆に、ネガティブな期待を持ってデートすると、相手に対して冷たい態度をとったり、おたがいの会話がうまくいかなかったりすることがあります。
つまり、あなたの期待が相手の振る舞いに影響を与えて、予想通りの結果を生むことがあるのです。
デートや婚活ではこの効果を利用して、相手に対して前向きな期待を持つことが大切です。
相手を信じて、ポジティブに接することで、良い関係を作って素晴らしいパートナーになることがあります。
2.シンクロニシティ
シンクロニシティとは、偶然の出来事が、あたかも何か特別な意味やつながりがあるかのように感じられることを指します。
これは通常の偶然とは違って、私たちが体験したり感じたりする不思議な出来事です。
たとえばある日、あなたが昔の友達を思い出して電話しようと思いました。
その瞬間、その友達から電話がかかってきたというのがシンクロニシティです。
普通、友達が電話してくるかどうかは偶然ですが、そのタイミングがあまりにも完璧すぎて、何か特別な意味があるように感じるのです。
婚活では、ふたりの共通の興味や趣味を見つけて、共感できるポイントを積極的に掘り下げていきましょう。
きっと相手との結びつきを強くできます。
3.プライマシー効果
プライマシー効果は、何か情報を聞いたときに、最初に聞いた情報や印象が、後の判断に影響を与える心理現象です。
これは、最初の情報や印象が強調されて、後の情報よりも記憶に残りやすいことを指します。
例えばですが、あなたが新しいレストランのメニューを見て、最初に目に入ったのが特製シーフードパスタだったとしましょう。
その後に他の料理も見ましたが、最初に見たシーフードパスタの印象が強く残って、他の料理に比べてシーフードパスタに興味を持ちやすくなります。
これがプライマシー効果です。
婚活では、初対面での印象づけることが大切です。
笑顔や礼儀正しさを心がけて、相手に良い印象を与えることが大切です。
4.フレーミング効果
フレーミング効果は、同じ情報でも言い方や角度を変えることで、人々の意見や判断が変わる現象です。
例えば、あなたがデートで相手とレストランいるとします。
相手に「今日は何を食べたい?」と聞かれたとき、あなたが「ヘルシーなサラダを食べたい」と答えると、相手はあなたが健康に気を使う人だと思います。
一方で、同じサラダを頼むとして「サラダが美味しいから食べたい」と言うと、相手はあなたが美味しいものを楽しむ人だと感じるかもしれません。
つまり同じサラダでも、言葉の選び方やフレーミングによって、相手からの印象が変わるということです。
婚活でも、相手に良い印象を持ってもらうためには、言葉の選び方や表現に気をつけることが大切です。
5.メラビアンの法則
メラビアンの法則は、コミュニケーションにおいて言葉だけでなく、声のトーンや表情、身振りなどがとても大事という法則です。
デートで相手と会話するとき、言葉選びはもちろん大切ですが、それだけでは伝えたい気持ちや印象はうまく伝わりません。
例えば、あなたが相手に「好きだよ」と言っても、声がモノトーンで表情が無表情だと、相手は本当に好きなのか不安に感じることがあります。
逆にあなたが声を温かくして、笑顔を見せると、相手はあなたの気持ちをより強く感じるでしょう。
これはあなたの言葉以上に、声のトーンや表情が相手に伝えるからです。
デートや婚活では言葉だけでなく、声のトーンや表情を通じて、自分の気持ちや印象を伝えることが大切です。
相手に良い印象を与えるために、言葉と言葉以外のコミュニケーションのバランスを大切にしましょう。
6.ミラーリングとミミッキングテクニック
ミラーリングとミミッキングは、相手の行動や言葉を真似することです。
例えば、友達とおしゃべりしていて、友達がうなずいたり手を動かしたりするのを見たとしましょう。
あなたがそれを見て、自分も同じようにうなずいたり手を動かしたりすることがありますよね?
それがミラーリングとミミッキングです。
相手の行動を見て、同じようにすることで、相手とのコミュニケーションがスムーズに進むことがあります。
これによって、相手はあなたとの共感を覚えやすくなり、あなたとの関係が良くなることがあります。
ただし、あまりにも明らかに真似しすぎると、相手が違和感を覚えるので、自然体で行うことが大切です。
相手の行動をよく見て、自分もそれに合わせる程度で十分です。
婚活ではデート中に相手が頷いたら一緒に頷いたりすることで、より二人の関係を深めることが期待できます。
7.つり橋効果
つり橋効果は、新しい恋愛や出会いの時に起こる心理現象です。
例えば、あなたが初めて会った魅力的な人とデートすることになったとしましょう。
この瞬間、緊張や興奮が高まりますよね?
つまり新しい恋愛が始まると感情が高まって、デートする相手を特別だと感じやすくなります。
これはまるで、高いつり橋に立つのと同じです。
つり橋は揺れるし不安定ですが、それが面白いと感じることがあります。
デート相手も同じように、初対面のあなたとのコミュニケーションに、興奮や緊張が入り混ざって、あなたを特別な存在と感じさせるのです。
婚活では、同じ課題や困難を乗り越えることで、相手との信頼関係を作ることができます。
8.返報性の原理
返報性の原理は、人に好意を示したり親切にすると、その人が親切や好意を返してくれる心理現象です。
これは、ある種の「返さなきゃ」という義務感や感謝の気持ちから生まれます。
例えば、友達があなたの誕生日に素敵なプレゼントをくれたとしましょう。
このとき、あなたは感謝の気持ちから友達に何かお返しをしたくなることがあります。
友達も同じように、あなたが親切だったら、将来的にあなたに親切にしてくれるかもしれません。
これは日常生活でもよく見られます。
例えば、あなたがレストランでウェイターに親切に接すると、ウェイターもサービスを良くしてくれることがあります。
それは、お互いに良い印象を持って、良い関係を作ろうとする心理です。
婚活では、相手に対して親切で思いやりのある行動を取ることが、相手からの好意を引き出す鍵となります。
例えばデートで相手に小さなプレゼントしたり、感謝の気持ちをしっかり伝えることです。
これで、相手は喜んだり感謝するの気持ちを抱くので、あなたに対しても同じように返してくれる可能性が高まります。
9.アイコンタクト
アイコンタクトは、お互いの目を見ることです。
相手の注意を引き付けたり、あなたの感情や考えを伝えたりするのに使います。
例えば友達と話しているとします。
友達があなたの目を見て話してくるときは、相手があなたに集中して、あなたの言葉や気持ちを大切に考えているということです。
アイコンタクトをしっかりと取ることは、相手に自信を持っている印象を与えたり、信頼感を築くのにも役立ちます。
逆に、目を見ないことは、無関心や不誠実な印象を与えることがあります。
例えば、面接の際に面接官の目を避けると、自分に自信がないか、何かを隠そうとしているように受け取られるかもしれません。
デート中に相手と話すときには、自然に目を合わせるよう心がけましょう。
10.ダニング=クルーガー効果
ダニング=クルーガー効果は、自分の能力や知識について、実際よりも高く評価しやすい傾向を指します。
例えば、誰かがギターを弾けると思って、自信を持ってギターを持ってきたとしましょう。
でも実際には全然ギターが弾けない場合、その人は自分のギタースキルを高く評価しすぎていたんです。
これは新しいことを始めるときによく起こります。
初めてのことに挑戦すると、自分がそれについて結構詳しいと思いたくなります。
でも実際は他の人と比べて全然知識が足りなかったりすることがあるんです。
つまり、ダニング=クルーガー効果は、自分の実力と自己評価が一致しないことを指しています。
これを避けるためには、客観的なフィードバックを大事にし、自分の実力を正しく評価することが大切です。
婚活では、自分の魅力や能力を客観的に評価して、自分に見合った自己アピールを行うことが大切です。
行き過ぎた自己評価や過小評価に陥らないように注意して、自分の魅力を相手に伝えましょう。
この10個の心理学的な効果を理解して婚活に使うことで、相手とスムーズな会話やコミュニケーションが取れて成婚につながるのではないでしょうか。
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