日本人が国際結婚するのってハードル高い?メリットとデメリットを調べてみた

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日本の国際結婚の現状

新郎と新婦のハート

国際結婚とは、異なる国籍を持つ二人の人々が法的な手続きに基づいて結婚することを指します。
国際結婚は、異なる文化、言語、習慣を持つカップルが共に生活し、国際的な交流と文化の融合をもたらす機会となります。

日本人が国際結婚をしている割合は、婚姻件数全体の3~4%といわれており、日本国内のグローバル化が進んでいった1990年代後半から2000年代初頭にかけて増加、リーマンショックや景気悪化等で婚姻件数減少の波はあれど、現在でも増加傾向にあります。

今回はこれから先、日本でもより一般的になるかもしれない国際結婚について、メリットやデメリットをご紹介します。

日本人が国際結婚する際のメリット

結婚相手と手を握る

年の差婚が成立する場合が多い

国際結婚では、年齢が大きく違うカップルに対する偏見が少ないことがあります。
異なる文化の人たちは、お互いの理解や共通の趣味を大切にすることが多いです。

そのため、年齢にこだわらず、お互いの本質的なつながりを大事にできます。

親が遠方の場合が多く、干渉がほとんどない

国際結婚では、両親が違う国に住んでいる場合、親からの口出しが少ないことがあります。
それで、カップルは自分たちの家庭を自分たちだけで決める機会が増えます。

親からのプレッシャーが少ないので、ストレスが軽くなり、結婚生活がスムーズに行くことが期待できます。

子供がバイリンガルに育つ

違う国の親を持つ子供は、普通、二つの言葉を同時に学ぶことが出来ます。
これは、子どもの将来の仕事の選択肢を広げるだけでなく、異なる文化を理解するのに役立ちます。

子供たちは、異なる文化の良いところを知ることで、世界に興味を持って、国際的な視野を持つことができるでしょう。

言葉や文化、習慣の違いを楽しめて視野が広がる

国際結婚は、異なる言語や文化に触れる良い機会です。
カップルはお互いの文化を学んで、尊重しあうことで、楽しい経験をすることができます。

言葉や文化の違いが新しい冒険や発見につながって、結婚生活がより面白くて充実したものになるでしょう。

普通なら行けないような場所に行けることがある

おたがいの出身地が違うので、普段では行かない場所に行く機会が増えます。

それによって、カップルは新しい冒険や旅行を楽しむことができ、特別なふたりの思い出を作ることができます。

国境を越えた新しい出会いがある

国際結婚は、新しい友達や家族と出会うチャンスが広がります。

それによって、異なる文化や背景を持つ人々たちと交流する機会が広がって、新しい考えやアイデアを受け入れることができるようになります。

外国の結婚相手は日本人より愛情表現が豊か

お国柄にもよりますが、多くの外国のパートナーは日本人と比べ、感情を素直に表現する方が多いので、ストレートに愛情を感じやすいでしょう。

日本人同士では経験できないような言葉やジェスチャーで愛情を表現して、カップルの絆を強まるでしょう。

日本人が国際結婚する際のデメリット

恋人とバラ

書類や申請など、とにかく手続きが面倒

違う国籍のカップルは、結婚やビザ、移民手続き、法的書類などに、時間がかかったり労力が必要になる場合が多いです。

違う国の法律やルールに準拠した対応を求められるため、手続きがややこしく感じてストレスを引き起こすことがあります。

言葉の壁による意思疎通の難しさ

違う言葉を話すカップルは、お互いに意思を伝えるのが難しいときがあります。
言葉の微妙なニュアンスの違いがふたりのコミュニケーションを難しくして、誤解やトラブルの原因になることがあります。

この問題を解決するためには、おたがいが相手の母国語の勉強をしたりコミュニケーション力をあげることが必須になってきます。

文化や習慣の違いがハードルになる

異なる文化や習慣は、カップルの間で誤解や対立を引き起こすことがあります。


国際結婚では、日本人にとっては常識と考えられていることも、異国のパートナーにとっては普通ではないと違和感を感じられることがあります。逆もしかりです。
たとえば、結婚式の方法だったり、家庭内での役割分担についての考え方が違うことが問題になることがあります。

カップルはおたがいの異文化を理解し合って、おたがいを尊重し合うための努力が必要です。

食生活やふたりの好みが違う

食事はその国の文化の一部ですので、その国や地域ならではの食生活があります。
おたがいの異なる食文化のバランスをとることは、難しい場合があります。

ふたりの好みの違いや、食材を手に入れるのが難しいということが問題になったりもします。

宗教観の違いがある

信仰する宗教が違う場合、宗教の考え方や儀式の違いがふたりの関係に影響を与えることがあります。

異なる宗教の信念や価値観が、ときにふたりの間に問題を引き起こすことがあります。

嫁ぎ先の地域に溶け込めるかの心配がある

嫁ぎ先の地域や社会に馴染むことは、一部の国際結婚のカップルにとっては難しいことがあります。

異なる文化や言葉の社会に参加するには、時間がかかったり、努力を必要としたりで、うまくいかないと感じた場合は孤立感を覚えることがあるかもしれません。

2国間の移動が多くてお金がかかる

国際結婚のカップルは、家族や友達を訪ねたり、ビザを更新したり、帰省したりと頻繁に国と国を行き来しなければならないことがあります。

移動にかかる費用が家庭に負担をかける場合があります。

国際結婚は特殊なものという見られ方をされてしまいがち

一部の人たちは、まだ国際結婚を特殊なものと考えていて、国際結婚するカップルを異質な目で見ることがあります。

この目線が、国際結婚のカップルに社会的なプレッシャーをかけることがあります。

老後の生活が心配

異なる国での老後の生活や健康保険、年金のことなど、その国で老後を迎えることの不安があります。パートナーに先立たれてしまった場合は、どちらの国に住むのかという問題も考えられます。

国際結婚だけに限る話ではありませんが老後への備え、例えば貯金したり、健康に気を遣い将来を具体的に見据えることが必要になってきます。

国際結婚した日本人の離婚率は高い?

国際結婚は、素晴らしいこともあれば、難しいこともあります。
異なる文化や言語、習慣、価値観が関わることから、カップル同士のコミュニケーションが難しくなることがあります。

そのせいか、国際結婚したカップルの離婚率が高い傾向があります。

日本人同士の離婚率が約30%であるのに対し、国際結婚の離婚率は約50%とやや高い傾向です。
この高い離婚率は、上に挙げたデメリットが要因になっているのは事実でしょう。


ただ国際結婚には、そのデメリットを上回るような人生における貴重な体験が得られ、それに伴うメリットがたくさんあることも事実です。国際結婚を成功させるためには、お互いの文化や価値観を尊重して、コミュニケーションを大切にすることが必要です。

また、何か問題が起きたら、ふたりで協力して解決することが大切です。
結婚前にしっかりと話し合い、将来に向けて準備をすることが何よりも大切です。

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