年の差婚、一度は耳にしたことがある方も多いでしょう。
ですが、年の差婚の具体的な定義やメリット、デメリットについてはどれだけご存知でしょうか?
この記事では、年の差婚について深掘りし、現実とよくある話を見ていきましょう。
年の差婚って具体的に何歳差から?
年の差婚には明確な定義がなく、文化や地域によっても異なります。
一般的には10歳以上の年の差がある場合が年の差婚とされています。
男性が年上で女性が年下のケースが一般的で、女性が10歳以上年齢が上で男性が下のケースは稀です。
男性が年上を好む理由として、経験値が豊富で内面的にも経済的にも安心感があるからという声があります。
一方、女性が年上の場合、ある程度の年の差なら安心感があるとされますが、離れすぎると母親と重なりすぎて難しいとの声もあります。
年の差婚の現状と比率
2018年の厚生労働省の「人口動態調査」によれば、年の差婚の結婚件数は以下のようになっています。
- 妻が年上の場合は全体の24%
(その中で4歳以上年上が6.4%、3歳が3.1%、2歳が4.8%、1歳が9.7%) - 夫婦が同い年の場合は全体の21%
- 夫が年上の場合は全体の55%
(その中で1歳が13.5%、2歳が9.3%、3歳が7.2%、4歳が5.8%、5歳が4.5%、6歳が3.5%、7歳以上が11.2%)
結果から見ると、夫が年上の夫婦が圧倒的に多いことがわかります。
「夫が年上」の夫婦が半数以上でさらに注目すべき点として、年の差婚と言われそうな「夫が7歳上以上」の割合は、全体の10.6%で、1割程度の人は「年の差婚」をしていることがわかります。
女性側からみた年の差婚のメリットって?
夫が年上の場合のメリット
- 心の余裕と思いやりがある
年上の男性は、一般的に精神的に余裕があり、相手の気持ちや考えを大切にしてくれる包容力があります。
これは長い経験からくる落ち着きや優しさ、大変な時に助けてくれる力があるからです。
なので、年下の妻が困ったときに安心させてくれます。 - 人生の経験が豊富
年上の男性は、長い間いろんなことを経験してきました。
そのため、大変な状況の時に適切なアドバイス出したりできることが多いのです。
年下の妻にとっては、年上の夫から学ぶことがたくさんあり、成長のチャンスとなります。 - 一緒にいて楽しい
年上の夫との関係は、新しい楽しいことがたくさんあることがあります。
経験豊かな夫と過ごすことで、新しい考え方やスキルを身につけ、自分の成長が広がります。 - 経済的に安定している
年上の夫は仕事で成功していることが多く、経済的な余裕があることがあります。
これが、一緒に生活するときに安心感をもたらして、ふたりの夢や目標を叶えやすくしてくれます。
そして、経済的な余裕があることで、家庭や趣味に時間を割く余裕も生まれます。
夫が年下の場合のメリット
- 若さと元気がある
年下の夫は、元気で活発なことが多いから、一緒にいると元気をもらえることがあります。
夫婦関係も若返って、新しいエネルギーが生まれることがあります。 - 長く働くことができる
年下の夫が長く働けると、将来の家庭の収入が安定する可能性が上がります。
収入が減る心配が少ないため、経済的な不安を和らげるのに役立ちます。 - 体力があるため子育てしやすい
また、年下の夫は元気で体力があるため、子育てに積極的に協力できることがあります。
子どもを抱っこして、お風呂に入れたり、一緒に遊んだりするのに頼りになる存在です。
ふたりで子育てを進めやすくなるでしょう。
女性側からみた年の差婚のデメリットって?
男性が年上の場合のデメリット
- 早くに未亡人になる可能性がある
年の差が大きいと、夫が早くに亡くなる可能性が上がります。
これにより、将来的に妻が一人になる可能性が増えて、寂しさや結婚生活の突然の終わりが心配されます。 - 経済的な不安がある
夫が年上だと定年までの働く期間が短く、子どもの学費などが必要な時期に収入が減少する可能性があります。
また、予期せぬリストラなどの出来事があると、再就職が難しくなるかもしれません。
それが将来のお金の不安につながります。
また、住宅ローンの組みやすさも影響を受けることがあります。 - 不妊の可能性がある
年の差が大きいと、夫の年齢が高くなり、妊娠しにくくなる可能性が上がります。
これは、子どもを望むカップルにとって問題となることです。 - 子育てへの体力の限界を感じる
年上の夫は、子育て時に体力的な限界を感じることがあります。
子どもとの遊びや抱っこ、お風呂などに対応しにくくなることがあります。 - 夫の介護が必要になる可能性がある
年の差が大きいと、夫が早くに高齢化し、介護が必要になる可能性が上がります。
介護は身体的にも精神的にも負担がかかり、家庭内の関係に影響を与えることがあります。
夫が年下の場合のデメリット
- 人生の経験が不足している
年下の夫は人生経験がまだ少ないことがあって、難しい状況にうまく対処できないことがあります。 - 精神的にまだ子ども
年下の夫は、精神的にまだ大人ではないこともあり、大切なときや問題解決をするときに妻に頼ることが増えることがあります。
これが夫婦関係にストレスをもたらすことがあります。 - 経済面が不安定なところがある
年下の夫は、職業や経済的な余裕がまだ不安定な場合があるので、生活の安定や家計に影響を与える可能性があります。 - 他の人からの誤解を受けることがある
年の差が大きいと、他の人から姉弟か親子だと誤解されることがあって、これが気分を害することがあります。
他の人からの誤解や偏見に対処することが必要です。
男性側からみた年の差婚のメリットって?
妻が年上の場合のメリット
- 包容力と頼りがいがある
年上の女性は、一般的に包容力が高く、頼りがいがあります。
これは、年齢や経験からくる自信や安心感によるもので、パートナーが助けを求めたり、甘えたりしやすくなります。 - 人生経験が豊富
年上の女性は、長い人生の中でさまざまなことを経験しています。
そのため、相手の気持ちを思いやり、感情に寄り添うことが得意です。 - 社会の付き合いに理解がある
年上の女性は、社会の様子をよく理解していることが多いので、パートナーが仕事で忙しいとか、飲み会など社交的な場に出席する必要があるときも納得してくれることが多いです。
これが、夫のストレスを和らげ、夫婦関係をスムーズに進めるのに役立ちます。
妻が年上の場合のデメリット
- 主導権を夫が握りにくい
年上の妻との関係では、リーダーシップをとりにくいことがあります。
そのため夫が自分らしくいるのが難しい場合もあります。 - 同世代の男性と比較されるプレッシャーがある
年上の妻と同世代の男性と比較されることがあります。
これが、夫のプライドに影響を与えたり、プレッシャーを感じさせたりすることがあります。
妻が年下の場合のメリット
- 主導権を握りやすい
妻が年下の場合は夫が夫婦関係をリードして主導権を握れることがあります。 - 尊敬してくれて、同時に甘えてきてくれる
年下の妻は、年上の夫に対して尊敬の気持ちを持つことが多く、同時に時には甘えることもあります。
男性側からみた年の差婚のデメリットって?
妻が年下の場合のデメリット
- 人生経験が不足していることがある
年下の妻は、まだたくさんのことを経験していないことがあり、社会について詳しくないことがあります。
これが「妻の知識や洞察力が足りてない」など問題となることがあります。 - 夫に頼りすぎる
年下の妻が、経済的にも精神的にも夫に頼りすぎることがあると、夫に負担をかける可能性があるんです。
だから、年上の夫に依存しすぎず夫婦間のバランスを保つことが大切です。
まとめ
年の差婚では結局のところ、各カップルやパートナーの性格や考え方に依存します。
年の差を受け入れて、その良い点を最大限に生かす方法を見つけることが、幸せな結婚生活を築く秘訣なのです。
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